あなたは運命を信じますか?

『あなたは運命の人を信じますか?』と聞かれたら、昔の自分だったら躊躇無く『信じない』と答えていただろう。

しかし人は運命の人に出会うと運命を信じざるを得なくなるのです。

私がちょうど30歳の時に出会った彼女は会社の同僚でした。

多少の好感は持っていたものの、最初はあまり気にかけていなかったのですが、ちょっとしたことがきっかけで一緒にご飯を食べに行きました。

しかし、たったこの一日ですべてが変わりました。

天真爛漫な姿がなんてかわいい子なんだと思うようになり、1週間後には付き合うようになりました。

人間誰しもコンプレックスや欠点があるはずなのに、彼女に対しては1ミリたりとも嫌いな部分が無く、

私はコンプレックスの塊で、自分にまったく自信がなかったのにも関わらず、彼女もまたなぜか同じように思っていてくれたようです。

付き合い当初のカップルはみんなアツアツで喧嘩もしないと言いますが、彼女との関係性はなぜかそれとも違うものでした。

私はどちらかというと細かいことが気になったり短気な性格ですが、彼女に対しては一瞬たりともイラっともしたこともなく、

付き合って一ヶ月で『間違いなくこの子と結婚するんだろうな』と思うようになりました。

この時初めて私は『運命』という言葉を信じました。

彼女と出会った時に一番最初に思い出した言葉があります。

昔誰かが言っていた言葉、人間はそれぞれ心にハートを半分づつ持っていて、それぞれ形が異なる。

そのハートは年齢やその時の状態によって形は常に変わっていく。

でも、いつでも必ず自分の半分のハートと合わせるとぴったりハマる半分のハートを持った相手がいると。

しかし『運命』にはもう一面があるようでした。

それは、運命の人に出会っても、一緒になれない運命もあるということでした。

あまりにも完璧で何一つ障害がないと安心しきっていたのかもしれませんが、相手の両親の猛反対に合い、私たちは別れざるを得なくなってしまいました。

私が人生で唯一大泣きをしたのはこの時だけです。

別れた後、彼女はお見合いで両親が薦めた男性と結婚したようです。

その後家を引っ越し子供を産み、それでもあまり幸せでないという噂はなんとなく聞いていました。

私からは連絡を取りませんでしたが、彼女からは2,3年に一回後悔しているとの連絡がきました。

そんな連絡をもらってもお互いどうすることもできませんでしたが、『運命』が本当にあるのなら、いつかは彼女が帰ってくるんじゃないかと、

彼女が婚約した後も、結婚した後も、子供を産んだ後もなんとなく待ち続けていました。

ふっきれるのに7年かかりました。

彼女の存在があまりにも大きすぎて、ずっと新しい恋愛には踏み込めませんでした。

今はもう未練もありません。

でも、もし運命があるのなら、来世こそは一緒になりたい、そう思わせる運命の相手に出会えたことに感謝しています。

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